台湾濁水系流域中継港〈西螺〉の成立・展開・変容　その２ 日本植民地期における市街地の拡大・変容

摘要

前稿では、17-18 世紀以降の漢人入植から植民地支配rnに至る西螺街の歴史的変遷について述べた。本稿では、rnインフラの整備や市区改正が行われた日本の植民地時代rnを対象に、西螺の市街地が拡大していく過程を、市街地rn拡大に関わる主要な出来事やそれに伴う空間の変化、部rn分的ながら土地台帳での地割と所有の関係等によって見rnていく。その際、市区改正での空間の変容を捉えるととrnもに、具体的な建物の変化を臨地調査の成果を活用してrn述べる。また、西螺街を東西に貫く延平路の街頭、街尾rnでの土地開発の類型化を試みる。