鉄骨梁と木質床間の接合部せん断性状に関する実験的研究

摘要

現在の我が国では，戦後植林された人工林が木質材rn料として使用可能となり，これらを消費し国産木材のrn需要を拡大していくことが求められている。著者らrnは，鋼構造オフィスビルなどのコンクリートで造られrnている床を，直交集成板（クロス・ラミネイティド・rnティンバー，以下CLT と略記）と呼ばれる木質材料にrn置き換える試みを行なっている。鉄骨梁とCLT 床の接rn合は，頭無しスタッドとエポキシ系接着剤を介して行rnわれる。既往の研究では，スタッドボルトとエポキシrn系接着剤を用いて鉄骨梁とC LT 床を接合し，応力を伝rn達することができることを明らかとしている1 )。しかrnしながら，試験体数も少なく実験の条件が限定的であrnるため，本研究ではスタッドボルトの径と長さが本接rn合部の挙動に及ぼす影響について実験的に検討するこrnとを目的とする。