TC型軸箱温度検知システムの信頼性の向上および実用化

摘要

鉄道車両の車軸を回転させながら車体重量を支えrnる軸箱は、まれに異物混入などにより異常発熱するrnことがあり、これをそのまま放置すると車軸折損にrnよる脱線などの重大事故につながるおそれがある。rnそこで今回、地上側に赤外線放射温度計（以下、rn「温度センサ」）を設置して、通過する列車の各車軸rnの軸箱温度の監視を行い、異常発熱が検知された場rn合は車両センターおよび指令室へ速やかに通報するrnシステムの開発を行った。rnその過程で、現地設置試験を行った際に実用化にrn向けて耐熱性と耐震性において改良の必要があるこrnとが分かったため、これらの改良を実施した結果、rn営業線に近接した過酷な条件下でも安定稼動するシrnステムとすることができた。