技術者倫理と有意義な技術者人生

摘要

1981年4月から日本鉄道技術協会が主催する「リニアモータ方式による小断面地下鉄電車」の研究開発に参画し、3年間を要してその電車の主要装置であるリニアモータ、リニアモータ制御用インバータおよびリニアモータ搭載台車を実用化する見通しをつける。その後、その見通しをつけた結果をベースに、1984年4月から日本地下鉄協会が主体となり「リニアメトロ電車」を製品化して、1990年3月に大阪市営地下鉄•長堀鶴見緑地線に52両を導入して、当時開催された花と緑の万国博覧会入場者の輸送に寄与する。この詳細は本誌JREA2010年7月号の「らくがき帳」に「リニアメトロ電車の開発時の話」のタイトルで執筆済みである。