超小型飛行機のレイノルズ数領域における4％キャンパー翼型およびNACA0012翼型の空力特性

摘要

科学技術の進歩により，電子部品などの小型化が進んだrn結果，数十cm程度の超小型の飛行機を飛行させることがrn可能になった．超小型無人航空機（MAV）は，低コストでrn機動性の高い観測・監視システムとして，地球や火星などrnにおける利用が期待されている．MAVを空気力学的側面rnから見ると，航空機を小型化したことによって，レイノルrnズ数（Re数）が小さくなり粘性の影響が大きくなる．Rern数が1.0×10~5程度以下の低Re数の場合，高Re数の場合rnと比較して，揚抗比が低下することが知られている．低rnRe数にて，薄翼であるキャンバー翼型と，それに比べて厚rn翼である一般的なNACA翼型を比較した場合，低迎角にrnおける揚力係数は，厚翼の方がはるかに小さい．