超• EPS •入門

摘要

このたび『超·EPS·人門』が上梓された.編集を 担当された村川裕ニ先生と山下武志先生は，わが国 を代表する不整脈学•心電学の大家でありォピニォ ンリ一ダーである.本書は既刊の『EPS概論』(2010 年刊行）の内容に沿つて初学者でも平易に読み通せ るように.両先生によって改編された臨床心臓電気 生理学(cardiac electrophysiological study ： EPS)の 入門書である.入門書である以上通読できなければ 意味がない.受験勉強の参考書一つをとつても，通 読しなければ達成感も湧かないし自信もっかないの は誰しもが経験したところである.疑問が湧いたと きに辞書のようにチェックできる専門書も重要であ るが，最近の医学生は辞書機能を成書ではなく電子 教材に任せている.べッドサイドにもタブレツト端 末が欠かせない時代なのである.そのような時代で あるからこそ，まずは通読できるテキストが入門者 や非専門家にとっては重要なのである.