東日本大震災で土壌汚染対策法がどう生かされるのか: 土壌汚染対策法を見直す

摘要

東日本人震災は自然の猛威をまざまざと人知に比せつけた。津波による被害は人的被告や構造物被害のみならず、自然が持っている有害重金属　（有用重金属でもあるが）　を市街地　（用途地域内）、農用地などに堆積させ、広大な土地を土壌汚染に対するリスクを高めた。この結果、被災地では復興に当たりインフラをはじめ建築物等のほか土壌汚染に対するリスクを課せられることになった。