全国産業廃棄物連合会設立30周年記念インタビュー黎明期の人々 第4回◎國中 賢吉 氏

摘要

私は、1963年に奈良県立吉野工業高校の土木課を出て、近畿地域の地場ゼネコンに就職しました。時代は新幹線建設工事の真っただ中で、そうした中で2年弱ハンバ生活を経験いたしました。ところが、その会社が倒産いたしまして、いったんは奈良の地元に帰ることになり、1967年、私の実兄が行っていた大阪巿の一廃事業を手伝うことになりました。一廃の事業をやっていた当時のことは今も忘れられません。業務は大阪の都市部でのことでしたから、収集運搬作業は夜中に行っており、体力的に相当厳しかったことと、今と比べて景気の良さが実感できた時代でしたし、暇を見つけては仲間たちと北新地などに繰り出し、「男を磨く」と称して夜通し飲み歩いておりました。そうした無理がたたり、しばらくして急性腎炎にかかり、ダウンしてしまったこともありました。