パナソニック RGBオール印刷方式採用 56型有機ELパネル開発 生産工程がシンプルで量産向き

摘要

パナソニックは9日、大阪府茨木巿の同社AVCネットワークス社茨木拠点で記者発表会を開きRGBオール印刷方式としては世界最大の56型で4K2K(3840×2160ピクセル)の高精細な有機ELパネルを開発したと発表。米国でも同時(現地時間8日)に発表し、「2013インターナショナルCES」(以下、CES)で参考展示した。会見したパナソニック役員でR&D本部副本部長デバイスソリューションセンター所長の上野山雄氏は、「CESでも説明したが、ここで改めて強調したいことは、今回の有機ELパネルは当社独自技術によるRGBオール印刷方式で、世界最大サイズの有機ELパネルを製作したといぅ点にある。これは有機ELパネルの画期的な製造方法であり、量産化も含め将来の有機ELパネル普及に大きく貢献できる技術だ。これで大型有機ELパネルの低コスト量産技術では韓国•台湾や日本の他のメーカーに比べても一歩リードしたと言える」などと話し技術力の成果を強調した。