［招待講演］IEEE802．15．3c対応を目指した60GHz帯ミリ波RF回路及びモジュール技術: 60GHz帯広帯域無線システム

摘要

Wireless Personal Area Network (WPAN) system using 60GHz unlicensed band is most promised candidate for next generation Wireless super broad band system in Home, Office and Industry applications.rnStandardization process of IEEE802.15.3c is finalizing within this year. This paper focused on 60GHz RF-CMOS design, miniature transceiver module with RF-CMOS and evaluation technique for high bit rate signal transmission such as EVM measurement.%60GHz帯のミリ波を使用した広帯域無線通信が家庭内の近距離・高速無線通信の手段として注目を浴びている。この周波数帯域にフォーカスした国際標準規格としてIEEE802．15．3cが2009年中に標準化の作業を完了する予定である。シリコンの微細化の進展に伴い、量産効果の大きいCMOSプロセスでもミリ波帯の主要な回路が製造できる見通しが得られ始めている。我々は、民生応用を目指した低価格・低消費電力化が可能なミリ波Rf回路および、関連するアンテナ技術・モジュール技術・評価技術の検討を行ってきた。本報告では、60GHz帯の広帯域無線通信の実用化に向けて行ってきた、要素回路開発、モジュール間発および、非圧縮の動画伝送実験に関して報告する。