2次元CAを用いたデジタル信号処理へのアプローチ

摘要

本論文では2次元セルラーオートマトン（CA）を用いた画像のノイズ除去について考察する。2次元CAのノイズ除去は、ノイズの位置、画像の形によって、同じノイズレベルの画像でも、ノイズ除去のし易さは変わってくる。今回はこのノイズ除去を行う画像として星の画像と丸の画像を用い、2つの提案するルールとメディアンフィルタを使ってノイズ除去を行う。さらに、この提案するルールと、メディアンフィルタをノイズの多寡によって使い分けることで、このルールの有効性を確認する。%This paper studies the noise reduction of image using 2 dimensional cellular automata (CA). The noise reduction performance depends on position of noise, shape of images, etc. we have applied three methods: two basic CA rules and the median filter, performing basic numerical experiments, advantages/disadvantages of each method are investigated.