2007年ITU無線通信総会及び世界無線通信会議報告

摘要

20O7年10～11月に無線通信に関する二つのITUの重要会議(RA-07及びWRC－07）が開催された.RA－07では近年の無線通信技術の発展に適合するよう新しい研究委員会構成が採用された.WRC－07では，将来需要に見合う携帯電話方式用周波数帯こついて世界的規模で議論し，新たに480MHzの周波数帯域を承認するとともに，移動通信・衛星通信・放送など各種無線業務間の両十性に配慮しつつ，多くの周波数帯で新しい無線方式の導入を図るため鍵線通信規則の改正を行った．本稿ではこれらの会議結果について概要を報告する.