超音波距離計における2値周波数偏移変調信号の特性

摘要

レーダにおいて広域的情報を把握する場合，アンテナをrn水平面内で回転させて全周を走査する。これに対し空中超rn音波距離計においては，8個あるいは16個といった多数のrn空中超音波センサを水平面内でリング状に取り付けたソーrnナリングを構成する。ソーナリングの各送受波器はパルスrnエコー法を利用するが，通常探知しようとする距離を超音rn波パルスが伝播する時間を周期として，各送受波器が順にrn距離計測を行う。この周期が短いと遠方にある目標からのrn反射波が，次のパルス送信後に受信されて，近くにその目rn標が存在するように見えてしまう。これを送受波器間のクrnロストークといい，クロストークを避けるため周期を長くrnすると，ソーナリングで全周を走査するのに時間がかかっrnてしまう。以下では，送受波器間のクロストークを検知し，rn除去する信号処理を，レーダの信号処理技術として考案さrnれたパルス圧縮の技術により実現するという観点から議rn論する。