大阪ガス、北海道寿都町で2.7万kWの風力発電所稼働3，000kW風車を10基設置

摘要

大阪ガス子会社のDaigasガスアンドパワーソリユーションが出資する尻別風力開発は、北海道寿都郡寿都町および北海道磯谷郡蘭越町に尻別風力発電所を建設し、商業運転を開始した。出力は2万7,000kW。単機出力3,000kWの風力発電機を10基設置し、北海道電力との協議の結果、1基当たりの出力を2,700kWに制限し運転を行っている。風車はドイツのエネルコン製で、三井E&Sエンジニアリングとィオスエンジニアリング、北海電気工事の3社によるJVが施工を担当した。大阪ガスグループが国内外で商業運転を開始した陸上風力発電所は合計9サイト、19万kW規模になつた。同社は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年度までに自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kWの再生可能エネルギー電源の普及に貢献するとともに、国内電力事業における再エネ比率を50％程度にすることを目指している。