鹿児島県屋久島町、新ごみ処理施設建設を計画2025年度供用開始、日量焼却処理能力10トン

摘要

鹿児島県屋久島町は、新ごみ処理施設の建設を計画している。現センター敷地内に処理能力10トン/12hの焼却処理施設を建設する。敷地造成工事期間は2022年度第1四半期～同第2四半期、設計·建築期間は2022年度第3四半期～2024年度第4四半期で、2025年度供用開始を目指す。同町の可燃ごみ処理施設の屋久島クリーンサポートセンター(2006年稼働)は、炭化·電気溶融施設(可燃ごみ処理施設、処理能力:炭化設備26トン/24時間、電気溶融施設4.4トン/16時間)とリサイクルブラザ(リサイクル施設、処理能力:不燃粗大ごみ5.2トン/5時間、資源ごみ同2.8トン)、最終処分場(被覆管理型処分場、埋立容量4,800m~3)で構成されるが、施設が老朽化し電気溶融施設は故障で停止中。維持管理費が高額になり、2018年に廃棄物減量等推進審議会を開催したところ新たな廃棄物処理施設の建設の答申を得た。答申を受け2019年度に屋久島町廃棄物処理施設整備検討委員会を開催、環境配慮や経済性に優れた施設とすることなどを定めた施設整備方針を決め今年3月に基本計画をまとめた。2025年度に新施設を稼動開始させた後、炭化施設解体調査設計に着手し、2026年度～2027年度に炭化·電気溶融施設の解体撤去工事を実施する。