滋賀県、姉川ダムの水力発電事業者は2015年1月決定想定規模1，000kWで地域貢献策も考慮

摘要

滋賀県(土木交通部流域政策局水源地域対策室、077-528-4173)は、再生可能エネルギーの導入を図るため、県が治水ダムとして管理している姉川ダムで、治水ダムとしての運用に支障がない範囲で発電を行う水力発電の事業候補者を募集する。決定は2015年1月29日。設置対象場所は姉川ダム(滋賀県米原巿曲谷)で、水力発電所の仕様は応募者の提案によるものとする。有効落差52.72m、渴水流量(バルブ放流量)0.86m~3/s。発電使用可能流量は、既得取水の安定化•河川環境の保全等のための放流に完全従属することとするほか、ダムの点検、改良工事等でも放流が停止することがある。想定出力規模は県の試算では900〜1,000kW程度。施設は、分岐管には分岐部から水車までの間にゲートを設置し、万がー、発電所が運用停止になった場合でも発電所側ゲートを閉鎖し、放流ゲートを開放すれば従来どおりに維持放流する。