「海洋生物の付着防止技術」の提案

摘要

船底、航路標識、海洋構造物にフジッボ、藻類など付着生物が付着する。付着生物には、わかめ、昆布、サザヱやァヮビといった食卓に不可欠な食材としての有用性のみならず、水域での浄化機能に寄与する側面もあるが、フジッボ、ィガイや一部の貝類はセメント質を分泌ししっかり固まってしまい加えてスラィム、藻類付着しこれらが混在せて船底·海洋構造物を汚す。そして閉鎖的内湾では、水中の過剰な有機負荷が赤潮、貧酸素化の原因となり漁業生物に対する直接的被害、水質の悪化と言った間接的被害によって悪影響をもたらす。