日本下水道事業団における海外事業展開について

摘要

日本下水道事業団(JS)は、設立以来、地方公共団体の下水道事業を支援し、わが国の下水道事業の発展を支えてきました。一方、国際展開としては、主として、職員を（独）国際協力機構(JICA)専門家として発展途上国に派遣する等の国際協力活動も行ってきました(表一1)。これらの経験に基づき「技術力•人的財産」を活かして、平成23年4月に国際業務を所管する「国際室」が発足しました。その後、「国際戦略室」と改称し、JSに国際を名乗る部署が発足して早いもので合計9年が経過しました。