改正土壌汚染対策法の概要と課題

摘要

市街地土壌汚染の状況調査と対策を規定した土壌汚染対策法がこの4月に改正されrnた。今般の改正は，1）土壌汚染の状況を把握するための制度の拡充．2）規制対象区域rnの分類等による講ずべき措置の内容の明確化，3）搬出土壌の適正処理の確保，4）指定rn調査機関の信頼性の向上を主な目的としたものであり，これらにより土壌汚染情報のrn収集・公開が促進されることも期待される。もっとも，複数の重要課題が今なお残さrnれている。とりわけ，ブラウンフィールド問題については，法的な対応が早急に求めrnられよう。