原発以上の消防力強化進めてきた日本原燃: IEA常駐監視の安全強化欠かせぬ化学プラント

摘要

新潟県中越沖地震を機に、日本原燃（青森県六ヶ所 村）の安全対策が密かにクローズアップされている。 自衛消防隊に専任メンバーを置き、24時間、休・祭 日もすぐに対応できる体制を整えてきた。それは核燃 料の加工から再利用、廃棄物管理までの一貫した核 燃料サイクルの実現に向け再処理工場を立ち上げて おり、化学プラントとしての機能性が原発より強いから だ。自衛消防力は原発以上の水準を目指し、東京電力 の柏崎刈羽原子力発電所になかった化学消防車1台 を追加配備するなど、安全対策の強化にも乗り出した。 その自衛消防力の構成や活動内容などを探ってみる。