'日の丸〃鉄鋼業、CO_2排出30%削減に向けて前進！水素還元& CO_2分離•回収技術、'実用化'開発段階に

摘要

このプロジェクトは「環境調和型製鉄プロセス技術開発(COURSE50)」と呼ばれ、2008年度に国の肝いりでスタートした。プロジェクトに課せられた"任務"は2つ。従来より多くの水素を高炉内に送り込み、水素による鉄鉱石の還元割合を増やす技術開発が1つ。もう1つが、高炉内で発生するCO_2を低コストで分離•回収する技術の開発だ。経済性などの課題を克服し、この2つの技術を2030年ごろまでに実用化レベルまで進化させ、製鉄プロセスでのCO_2排出量30%削減（水素還元の割合増加で10%程度、CO_2分離•回収で20%程度を削減）を目指す。ロードマップでは、2030年以降、更新時期を迎える製鉄所の高炉に順次、この技術を適用し、2050年でろまでにすベての高炉に導入されることを目指す。