平成27年度 アーク•プラズマ加熱技術部会/抵抗加熱技術部会合同見学会日本製鋼所室蘭製作所殿 見学記

摘要

10月13日にアーク•プラズマ加熱技術部会と抵抗加熱技術部会の合同部会を室蘭市内で開催し、翌日、株式会社日本製鋼所室蘭製作所殿(以下室蘭製作所)の見学会を実施した。室蘭製作所は日本初の民間兵器会社として、明治40年に北海道炭礦汽船株式会社と英国アームストロング•ウイットウオース社とビッカース社の3社共同で設立した。戦後は蓄積した技術をベースに、いち早く民需転換を行い、大型铸鍛鋼品、鋼板、各種塔槽、産業機械製品等を製作しており、今年で創立108年を迎える歴史ある素形材工場である。室蘭製作所は白鳥大橋のかかる天然の良港、室蘭港の中央に位置し、約111万m~2の広大な敷地内に、製鋼、鍛鍊、鍛造、铸造、熱処理、機械、圧延、鉄構(溶接)といった十数の工場群を有している。主な設備としては、世界最大級の熱間鍛造水圧プレスや油圧プレス(ともに14,000トン)、世界最大の670トンの鋼塊が製造できる120トンの電気式溶解炉、大型400トン旋盤などがあり、多種多様の機械を保有している。