洋上風力発電所モノパイル基礎の設計と計測データ

摘要

ウィンド·パワ·ーかみす風力発電所ほ，外洋に面した公海上に設置された風力発電施設として国内初のものであり，基礎形式としてモノパイル方式を採用した点に特徴がある。本報告ではモノパイルおよびグラウト接合の設計について概要を報告する。また，設置後に実施した波高観測結果に基づき，沖合NOWPHAS観測地点の波高を用いた風車地点の波高予測の妥当性を確認した。波高レベル別のひずみ計測結果から波高によっては砕波の影響が出ている可能性があることが分かった。