碧南火力発電所灰捨地護岸への外部電源式電気防食の採用

摘要

中部電力(株)碧南火力発電所は,重要なベース電源を担っている国内最大級の石炭火力発電所である。石炭燃焼後の石炭灰処理については有効利用を基本としているが,一部を発電所に隣接した灰捨地での埋立処理としている。灰捨地の護岸は鋼矢板セル式で防食の更新が必要な設備である。今回,防食の更新方法に外部電源式電気防食工法を採用したことによりコストダウンが図れたため,採用に至る概要について報告する。