OPS画面共有システムで中央制御室—現場の情報共有化

摘要

——堺港発電所では，中央制御室のOPS画面の情報をタブレットを使って現場共有する取り組みをされているそうですね。その取り組みはどのようなきっかけ，狙いで始まったのですか。山中2020年4月に実施しました4号機の定期点検工事において，復水ポンプの試運転を実施した際，復水再循環弁のケージに異物が混入する不具合が発生しました。その不具合箇所調査のため，中央制御室と現場に分かれ，PHSにて流量や圧力·温度のプロセス値情報を連絡しておりましたが，現場の騒音でなかなか中央制御室制御員と情報連携がうまく取れず調査に時間を要しました。その際，ある方の「中央制御室で監視しているOPS画面を現場でも見ることができないか」との一言があり，取り組むきっかけとなりました。