被災した鋼部材の局部座屈波形計測に基づく残余耐震性能の推定その3 面外変形と累積塑性変形倍率の関係

摘要

前報にて、部材の繰返し載荷試験においてフランジ表面形状を計測し、局部座屈によるフランジ面外変形δo を求めた1)。本報では、累積塑性変形倍率とδo の関係を調査するとともに、δo に基づいて残余変形性能の判定を行い、被災度区分判定基準2)による判定結果と比較する。