縦取り式スリップフォーム工法

摘要

コンクリート舗装は.アスファルト舗装に比べて長寿命化が期待できることから重交通路線，幹線道路やトンネル内で積極的な採用が検討されている。スリップフォーム工法による連続鉄筋コンクリート舗装（以下，CRCP)の施工は，一般的に生コンクリート（以下，生コン）の供給を横取り機（横取り供給方式）で受けるようになつているため，二車線相当の作業スぺースが必要である。このため多くの場合，施工中は車両の通行ができないなどの制約が多い工法である。本文は，この状況を解消するため自社開発による「縦取り機（縦取り供給方式）」を用いたスリップフォーム工法によるCRCPの施工について紹介するものである。[NETIS登録番号KT-170048-A]