基礎から学ぶ公営住宅事業

摘要

公営住宅制度は、昭和26年に制定された「公営住宅法」に基づく制度で、公営住宅の整備は、地方公共団体が国から補助金を受けて行います。公営住宅は、制度創設時には戦災による住宅難を解消するため、高度成長期には都市に大量流入する勤労者世帯の受け皿として、その大量建設が進められ、今日に至るまで住宅に困窮する低額所得者の居住の安定と居住水準の向上のために大きな役割を果たしてきました。