災害時応急対策用資機材備蓄拠点整備

摘要

近年、東日本大震災、熊本地震や九州北部豪雨など、全国的に大規模災害が頻発しているが、岐阜県においても、南海トラフ巨大地震などの発生が危惧されており、これら大規模災害に備えた防災対策が急務となっている。そのような中、岐阜県における過去の風水害の経験や平成28年4月に発生した熊本地震の自己検証から、被災した道路・河川・砂防施設などの機能回復は、人命救助の観点から優先すべき対策であるにもかかわらず、資機材を運搬する道路の被災などにより迅速な対応が困難なことが、大きな課題となっていた。