FIT認定バイオマス発電 13.6万kWが稼動開始26年12月末時点 設備認定分は125.6万kW

摘要

経産省資源エネルギー庁がこのほど公表したデータによると、24年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の施行以後、新たに設備認定を受けて運転を開始した再エネ発電設備の総容量は、26年12月末時点で1581万6382kW(89万5345件)。このうちバイオマス発電設備は表1のとおり、32都道府県で77件の設備が運転開始しており、導入量は合計13万6016kW(バイオマス以外との混焼はバイオマス比率を勘案した値。以下同)。その内訳をみると、一般廃棄物等による発電が全体の約半分(6万7784kW)を占め、残る大部分は木質燃焼発電。メタン発酵ガス化発電は件数こそ38件と最多だが、容量では7829kWにとどまる。都道府県別では茨城(2件·1万6740kW)、東京(3件·1万6260kW)、大阪(3件•1万4010kW)、大分(4件•9666kW)、高知(1件·8,850kW)などで、多くの容量のバイオマス発電•売電が行われている。