バイオマス産業都巿 今年度新たに12地域選定北海道平取町など 過年度分と合わせ34地域に

摘要

農水省など開係7府省は10月30日、共同で推進している「バイオマス産業都巿」について、北海道平取町など全国12地域を平成27年度選定地域として決定した。この「バイオマス産業都巿」とは、地域のバイォマスの原料生産から収集·運搬、製造·利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした、環境にやさしく災害に強いまち·むらづくりをめざす取り組み。平成30年までの5年間で全国に約100地域を構築することが政策目標に掲げられている。今回選定された12地域は、今年5月～7月に応募が寄せられた構想案について、有識者でつくる選定委員会での審査を経て決定したもので、25年度選定分16地域、26年度分選定6地域と合わせ、現時点で計34地域が登場したことになる。各府省は今後、これら各地域の構想の実現に向け、所管する施策の重点的な活用や各種制度·規制面での相談•助言などの手厚い支援にあたつていく。