日本印刷学会変わりゆく印刷技術とオフセットの未来

摘要

日本印刷学会は昨年10月21日，表記をテーマに2016年度オフセット印刷技術研究会研究例会を，東京都港区の富士フイルム東京ミッドタウン本社で開催.以下6件を報告した. インキの基礎と最新動向(東洋インキ／春山直樹氏)オフセットインキは乾燥により枚葉用酸化重合型，オフ輪用蒸発乾燥型，オフ輪·新聞用の浸透乾燥型，UVの光重合型あり組成が相違.環境対応は，①エコマーク；植物油とAF溶剤(枚葉·新聞用30％＞，オフ輪用4.5％＞)，②植物油インキ(枚葉20％＜，オフ輪7％＜).③グリーンマーク，④Non-VOCインキ(VOC1％未満)，⑤ライスインキ(米ぬか油使用地産地消型)，⑥石油系溶剤フリーオフ輪インキ(植物油，同由来溶剤)，⑦H-UV／LEDインキ(ランプ1本で寿命10倍.LED硬化型省エネオフセットインキは新開始剤等で省C0_2，省エネ，0_3レス.新規品は枚葉レギュラーのNon-VOC化／パウダーレス·低温乾燥型オフ輪·EBオフセット各インキ，EB塗工等).