『機能紙研究会誌』第57号を発行: 新会長•磯貝明氏の巻頭言を掲載

摘要

機能紙研究会は，このほど『機能紙研究会誌』第57号を発行した，本号では，2018年度より会長に就い た東京大学教授•磯貝明氏の巻頭言「機 能紙研究会の持続的発展に向けて」を揭 載，このなかで磯貝氏は「機能紙」をキー ワードとして産学官の交流やビジネス創 成に尽力してきた関係者への敬意を表す るとともに，研究会が毎年開催している 研究発表講演会に多数の参加がある要因 として，「機能紙」の製造•設計に対し さまざまな素材，複合化•成形•シート 化技術と関連する学術，さらに社会ニー ズが関与していること，すなわち特定の 素材や形状に限定せず，高付加価値•高 機能を有するフレキシブルで多孔性ある いはバリァ性シート状材料という，製品 化•出口重視の方向性が企業にはビジネ スチャンスとなり，大学•研究所関係者 には基礎研究のテーマとなり，「基礎と応用がよくマッチングしている」ことが あると分析.