第22國山紫水明は国民共有財産

摘要

昨年末，中国の北京を訪れた。急激な都市化で高齢者のみ世帯が増加する中，老親の介護問題にいかに向 き合えばよいのか。中国都市戸籍住民の切実な悩みになっており，大都市自治体政府の政策課題としての位 置づけが高まっている。こうした傾向を千載ー遇のビジネスチャンスととらえる投資実業家たちも思い思い のプランを胸に虎視眈々と市場創設をねらっており，高齢社会問題で先行する日本における介護問題の状況 や社会システムについての勉強熱が盛り上がつている。そうしたなか北京市も参加するある大学主催のシン ポジウムでの講演依頼があつたわけだ。