名倉良雄廃棄物適正処理推進課長に聞く

摘要

本紙では，2019度予算案について，環境省環境再生•資源循環局廃棄物適正処理推進課の名倉良雄課長に話を聞いた。名倉良雄課長「今年度の第2次補正予算案を含めてですが，それなりの額を確保できました。一方で，補正で確保した分がいつもより多いので，できるだけの事業の前倒しをお願いしていきたいと思っています。また，エネルギー対策特別会計では，地域循環共生圏の具現化を廃棄物側から進める予算としています。ですから，地域のエネルギーセンターとしての廃棄物処理施設整備を進めていきたいと思いますし，防災面でもしっかりとした施設整備を進めて頂ければと考えています。エネルギー特会の『廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業』では，来年度から，廃棄物処理で発生した電気や熱を受ける側までの自営線や熱導管についても補助対象となります。発電する側の自営線や熱を供給する側の熱導管については今までも補助対象でしたが，電気や熱を受ける側の受変電設備や熱交換器は対象外でした。そこの部分まで対象とすることを想定しています。場合によっては，民間の施設でも廃棄物発電による電気を受電する場合や熱の供袷を受ける場合，補助対象となります」