蒸気発生ヒートポンプの開発とフィールドテスト事例

摘要

2011年の東日本大震災以降、より一層の省エネルギー化と分散化が求められる中、経済産業省が次世代型熱利用設備導入緊急対策事業やエネルギー使用合理化事業者支援事業などの熱に関する省エネルギーを対象とした補助金事業を実施するなど、熱に関する省エネルギーは広く注目されている。当社では『電気、熱エネルギー技術の革新』のテーマの下でエネルギーの最適利用に向けての製品開発に注力しており、本稿ではその成果のひとつである、工場から排出される未利用の100℃以下の排温水を熱源として蒸気を発生させる蒸気発生ヒートポンプを紹介する。