土屋大橋

摘要

土屋大橋は，青森県陸奥湾沿岸に架橋された橋長410mrnの海上橋梁である．本橋の構造形式は，標準支間45mかrnらなる9径間のポストテンション方式PCT桁橋である．rn架橋地点は，塩害の影響を激しく受ける厳しい海洋環rn境条件にあり，さらに凍害の影響を受ける積雪寒冷地のrn気象環境条件にある．とくに青森県北部の沿岸地域は冬rnの冷たく湿った季節風の影響により塩害や凍害による複rn合劣化の損傷事例が多く報告されている地域でもある．rnしたがって，本工事にあたっては．飛来塩分による内rn部鋼材の腐食劣化，凍結融解作用による凍害劣化など長rn期的な耐久性低下が懸念されたため，これらの抵抗性にrn十分配慮した設計と施工が要求された．本工事では，VErn提案により設計，材料および施工面から長期的な耐久性rn確保を目的として，主桁部材のプレキャストセグメントrn化を採用した．これにより沿岸部における現場作業を省rn力化　現場の工期短縮，設備の整ったJIS工場での安定しrnた品質管理が可能となった．また，マルチレイヤープロrnテクションを適用して，PC鋼材の多重防錆対策，W/Cのrn低減，透水性型枠の使用などにより徹底したリスク低減rnを図った．