JR奈良駅付近連続立体交差事業: 平城遷都1300年記念事業に向けた工期短縮と設計・施工計画

摘要

JR奈良駅付近連続立体交差事業は，奈良県の都市計画事業として，奈良駅付近の関西線2.2km，桜井線1．3kmの鉄道線路を高架化することで6箇所の踏切を除却するとともに周辺道路の整備を行い，都市交通の円滑化や市街地の一体的な発展を図るものである（図－1，2）．このうち鉄道の高架化工事は，平城遷都1300年にあたる平成22年の全面開業を目指し，関西線部分は1期工事として，平成20年6月28日夜に高架切換（1期切換）を行った．引き続き桜井線部分を2期工事として，平成22年3月12日夜に高架切換（2期切換）を完了し，平城遷都1300年記念事業の玄関口として奈良駅の高えた．