伊豆縦貫自動車道における鋼道路橋の長寿命化対策

摘要

国土交通省中部地方整備局で管理する道路橋は，20年後に建設後50年以上の橋梁数が約6割を超える.新設橋梁の設計は，初期の建設コストに着目するだけでなく，補修費用等の予防保全も考慮し，ライフサイクルコストを縮減していくことが重要である.このため，中部地方整備局では橋梁の長寿命化に向けた取組みとして，新設橋梁の設計に適用する「橋梁の長寿命化に向けた設計の手引き(案)<第1版>」(中部地方整備局道路部，平成24年3月)をとりまとめ，その運用を開始した.