「抗日戦争勝利70周年の空中閱兵」を再考する

摘要

9月3日の「抗日戦争勝利70周年」空中閲兵を振り返って、それを考察する記事が中国のWebや紙メディアに多く揭載されている。疑問の解決が、また疑問を生じて、憶測はいまだに収まっていない。《航空知識》10期はその代表格で、表紙には〈大閲〉と書き、またその背後は轟6K·H-6Kという今回初登場の戦略爆撃機(Tu-16バジャーの新規発展型、本誌では既述)の雄姿であった。とくに本誌7月号の「中国特殊機」とされる国産輸送機ベースの改造型についても、推察を含んだ解説はおよんでいる。