バルト三国NATO軍派遣パトロールに飛ぶフランス空軍ミラージュF1CR

摘要

現在28ヵ国を数えるNATO(北大西洋条約機構)加盟国のなかには、戦闘機などの作戦航空機を保有しない国が6つある。2004年3月29日に3ヵ国そろってNATOに加盟した、バルト海に面したいわゆるバルト三国、ラトビア、エストニア、リトァニァはそうした作戦航空機を持たない国家であり、NATOでは3ヵ国の加盟が決まると同の空域警戒のための部隊のリトァニァへのローテーション派遣を協議。同年3月17日の会合で派遣案は決定され、加盟日から最初のであるベルギー空軍のF-16AMが展開を開始し、以降2〜4ヵ月の任期で加盟各国が自国の戦闘機と要員をリトアニアのシャゥリャィ基地に展開させ、30ローテーション以上を記錄している。