航空機地上騒音予測の妥当性検証

摘要

我が国の航空機騒音予測の歴史は、環境基準（WECPNL)が告示された昭和48年ごろ から始まっており、かれこれ40年以上の実 績がある。この時点の環境基準は飛行騒音の 離陸•着陸を考慮することが求めており、予 測においてもそれに対応した飛行騒音の離 陸•着陸の計算手順ならびにプログラムの作 成をおこなうところから始まり、その後も 改良が重ねられてきた。この中で飛行騒音の 予測は多くの妥当性と予測精度向上のため、 地表面における音の過剰減衰（EGA)や経 路分散の補正を行ってきており、妥当性や精 度については比較的担保された状態にあると いって良い。