ロプレヒト•エン•ダーム•アルキテクテン+マリー•ジョゼ•ヴァン•ヒ•アルキテクテン

摘要

中世の街、ゲントの歴史的な中心部は、1880年から1914年にかけてその姿を大きく変えてきた。近代化のために建物をとり壊したそのプロセスは、カミロ •ジッテの都市デザインの理念にもとづく都市改造の象徴的ともいえる実例であった。市庁舍、鐘楼、聖ニコラス教会に挟まれた区画は、20世紀に2棟の建物がとり壊されて生まれたスペースである。最初のとり壊しは、完全にほかの建物に囲まれていた鐘楼の周囲にスペースをつくりだすために、1914年以前に行われた。もう1つの区画は、市庁舎を拡張する可能性を見据えて「街の中に穴」を開けるために、1960年代にとリ壊された。