スーパーブロック

摘要

バルセロナはヨーロッパで最も人口密度が高い都市のーつで、現在のパンデミックのもとでは、市民のための公共空間の必要性がこれまで以上に明確になっている。同時に、社会的な活動にみられるように、市民はよりはっきりと、環境汚染や騒音の少ない都市を求めるようになっている。こうしたことからパルセロナ市は、より住みやすい都市を実現するため、公共空間と交通手段を改善していくことに強い決意をもってとリ組hでいる。2013年の「アーバン・モビリティ・プラン」に始まった「スーパーブロック・プログラム」は、都市全体にたいするヴィジョンと変革のカを備えたモデルである。バルセロナのすべての地区において街路を一連のまとまリへと順次変換していくプロセスである。このスーパーブロックのコンセプトによって、歩行者や自転車が優先される緑豊かな通りと公共空間を持つ都市、新しいバルセロナが出現する。その結果、公共交通機関、自転車、個人的な移動手段のネットワークを再編し、効率化することに加えて、街を結ぶ新たな緑の街路によって、歩行者のための新しいネットワークが生みだされている。この新たな都市の見方は、都市の公共空間を改変していくすベての活動をまとめ、導くものである。