建築工事標準仕様書および各種技術指針の整備•保守

摘要

材料施工委員会は、建築材料および建築施工に関する調査•研究を実施し、最新の技術情報を発信して、学術•技術の進歩に貢献している。また、建築工事標準仕様香(JASS)および関連技術指針などの制定と改定を行い、建築施工技術の普及、建築物の品質向上、資源の有効利用、環境の保全に資するとともに、学生や社会人に対する建築材料・施工教育の支援を行っている。委員会の所掌範囲は、①コンクリート用材料、②セメント・モルタル•コンクリートの物性、③コンクリート工事の施工・品質管理、④特別な仕様のコンクリート、⑤コンクリート以外の無機系材料の物性および工法•工事、⑥鉄骨製作•鉄骨工事•金属系材料、⑦有機系材料の物性および工法•工事、⑧防水材料の物性および工法•工事、⑨仮設•山留工事、⑩土•地業工事、(11)機械•ロボット工法、(12)改修•維持保全、(13)耐久計画•耐久設計、(14)地球環境•資源、(15)部位別材料•仕上げ•性能評価、(16)その他、材料•施工にかかわる問題と多岐にわたっている。2014年度の材料施工委員会は、図1に示すように、1つの直轄小委員会と9つの運営委員会とで構成され、運営委員会の下には全部で32の小委員会が設置され、さらに材料施工委員会、各運営委員会、各小委員会に属する39のワーキンググループが活動した。2014年度の主な成果を以下に示す。