木造建築のスポーツ施設設計は福島加津也、冨永祥子

摘要

国が推進する木造建築の普及政策を受け、工学院大学では、八王子キャンパスに木造による新弓道場と新ボクシング場を完成させた。ともに7.2m×10.8mの小規模だが、無柱空間が必要とされ、武道と格闘技の練習場であることから空間の高揚感も求められた。設計監理は福島加津也+冨永祥子建築設計事務所。同大学建築学部准教授を務める富永さんは、大学側からあらかじめ"国産材による木造建築''を依頼された。