医療インプラントと電磁波過敏症

摘要

電磁波過敏症(EHS)を発症するのは、どんな人が多いのでしょうか？「体の弱い特別な人」というイメージがあるかもしれませんが、世界記録を持つマラソン選手も発症しています(Case No.3344l,Appelants Brief in Chief,20l4)。ちなみに、アメリカの歯科医リーナ•ガルシアさんは、歯の金属製詰め物やインプラントはアンテナとして作用し、環境の中にある電磁場を集め、体内でがルバーニ電流や電磁的ストレスを発生させると考え、イランのモルタザヴィ博士は、MRIや携帯電話の使用後に、歯の治療に使われたアマルガムから水銀の流出が有意に増えたと報告しています(Int Occup Environ Med 2014;5:10-105ほか)。フィンランドで行われたアンケート調査では、EHS発症者の55%が歯科金属の除去を行っています(Pathopysiology 2013;20(2)117-22)。日本でも心臓ペースメーカーや人工関節などを入れた後、EHSになったという発症者がいますが、もしかすると、歯科用に限らず、何らかの金属製のインプラントを入れることは、EHSの発症リスクを高めることになるのかもしれません。