ドラード早稲田圧倒的な手仕事の集成

摘要

その存在に気づいたのは、いつだつたか。早稲田大学正門近くに建つガウディ風の建物。文学部のある戸山キャンパスから本部キャンパス(本キャンと呼んでいた）に向かう途中だったのか。よく晴れた日に壁面の色彩豊かなタイルやうねる金属のオブジェに目を奪われた。まだ、本物のガウディの建築を見たことはなかったが、勅使河原宏の映画「アントニー•ガウディー」年）を観ていたので、いかにガウディの建築を意識しているのかは一目瞭然であった。