小坂建築設計工房

摘要

日本の百名山を望む高台に建つ100床の特別養護老人ホーム。「山間に佇む才 アシス」をイメージし、四季折々の景色 を楽しめる自然と一体となった特別養護 老人ホ一ムを目指した。全居室から最高 の景色が望めるように、放射線状に各 ユニットを配置し、各居室の突き当りは、 山間の借景を取り入れるためコーナー形 式のカーテンウォールとした。玄関を入 ると、正面の地域交流スペースの大きな 開口部からは自然の山並みが迎え入れて くれ、中央に進むとコアスペースを設け た大きな吹き抜けが出迎える。吹き抜け からは自然の光が全館に差し込み、まる で木の香り漂う「森のシンフ才二一」の ような雰囲気を釀し出している。中央の コアスペースは職員の動線の単純化に も役立っている。