蓄熱•熱源システム

摘要

蓄熱•熱源システムについて，B会場において3日で62編の発表が行われた。各発表セッションのタイトルぉよび論文数，内訳を表-1，図-1に示す。論文数は昨年70編と比べわずかに減少した。本年は，地域冷暖房ゃコージェネレーションに関連した発表数の增加がみられた。どのセッションも立ち見が出るほど会場は盛況で活発な議論が行われた。熱源システムは16編が報告された。B-10～13は連報で再生可能エネルギーを活用するヒートポンプシステムに関する報告をした。B-10は，実験住宅に設置されたシステムについての冬期暖房運転の性能评価について，B-11は，忭能試験の結果に基づくArtificial Neural Networkによるモデリングについて報告した。B-12は別途構成したシステムに関する性能検証および再現計算について，B-13は前述モデルを活用し，線形計画法などを活用した最適制御法に関して報告した。B-14は.貯留水を熱源とするヒートポンプについて，夏期運用時について実験的に再現した上，熱源温度予測手法を提案した。B-15，陽は連報で，中小口径を対象とした下水熱利川について，B-15は実験装置の概要と冬期試験結果を，B-16は春期試験および流量などの各種パラメータに関する試験結果について報告した。B-17は，太陽熱を給湯と並hで浴室乾燥に活用するシステムに関する実証および数値計算の結果を報告した。B-18は，杭利用地中熱利川システムゃ带水層蓄熱システムを採用した建物に関して，竣工後2年日の運転実績を報告した。B-19は，リゾートホテルにおける地熱の活用に関する調査•計画事例について報告した。B-20は.既存大規模複合施設の省エネルギー改修計画に関する効果試算について報告された。B-21はジエネリンクとインバータタ一ボ冷凍機からなる熱源システムについて，比較的容易な高効率制御手法について報告した。B-22は.I熱槽を有する建物の運用計画について，Artificial NeuralNetworkを利用した手法を提案し，ルールベースとの比較を通じて，その有効性を明らかにした。B-23は，建物群での熱融通について，最適化運転計画法として遺伝的ァルゴリズムを用いた試算の結果について報告した。B-24は.蓄熱槽を有する実在建物について熱源システムに関するシミュレーションモデルを構築し，効率的な運転方法について探索した結果について報告した。B-25は.燃料電池などを有する教育•研究施設における熱源運用方法改善による効果について，数値解析により明らかにした結果を報告した。